Tomeka Reid Quartet

Tomeka Reid - cello/composition

トミーカ・リード

独自のアプローチ、多様なスタイル、そして尽きることのない探究心。トミーカ・リードの存在は、活気あふれるシカゴのジャズシーンにおいて語る上で欠かすことができない。ハーブ・アルパート賞 (2022)、そして “天才助成金” としても知られるマッカーサー財団フェローシップ (2022)、USAフェロー (2021)、 Foundation of the Arts (2019)、 3Arts (2016) など数々の受賞歴を誇る。University of Illinois での音楽博士号を取得後、ダリウス・ミヨーもかつて教鞭を取ったミルズ・カレッジで作曲を教える。2022年のメールス・ジャズ・フェスティバルではレジデンス・インプロヴァイザーを務める。

Mary Halvorson - guitar

メアリー・ハルヴォーソン

“NYC でも最も予測のつかないギタリスト”

Howard Mandel, City Arts

“最も先進的な考えを持つギタリスト”

Lars Gotrich, NPR.org

“今日において最も優れたバンドリーダーの一人”

Francis Davis, Village Voice

多くのプロジェクトでの活動で知られるメアリー・ハルヴォーソン。リーダーとして Jon Hébert と Ches Smith とのトリオ、アルバム “Away With You” (2016) でのオクテット、そして最近では Code Girl (Amirtha Kidambi, Ambrose Akinmusire, Michael Formanek, Tomas Fujiwara) というクインテットを率いる。

他にも参加するコラボレーションのプロジェクトには Thumbscrew (with Michael Formanek, Tomas Fujiwara)、チェンバー・ジャズ・デュオ (with Jessica Pavone)、アヴァン・ロック・バンドの People などがある。

これまでに Anthony Braxton、Tim Berne、Taylor Ho Bynum、Trevor Dunn、Tomas Fujiwara, Ingrid Laubrock、Jason Moran、Joe Morris、Tom Rainey、Tomeka Reid、Marc Ribot、John Zorn などが率いるバンドに参加。

Jason Roebke - bass

ジェイソン・レブキ

ジェイソン・レブキはシカゴのベーシスト兼作曲家。シカゴでの数々のグループでの活動に加え、自身のオクテットや他のグループでの作曲も行う。極めて身体的で大胆でありながら緻密な演奏スタイルで知られ、Chicago Reader でそのスタイルは「注意深くそして緻密にハードウェアストアを引っかき回す」ようだと評される。Jason SteinのLocksmith Isidore、Mike ReedのFlesh & Bone、Tomeka Reid のカルテットのメンバーでもある。

Tomas Fujiwara - drums

トマ・フジワラ

New Yorkのシーンで広く存在感を示し、都会的な作曲と印象的に微妙なドラミングが両立するアーティスト。

- Point of Departure

と評されるドラマーのトマ・フジワラは、ブルックリンを拠点とする最もエキサイティングなプレイヤーの一人。

Triple Double、7 Poets Trio、Tomas Fujiwara Percussion Quartet なのバンドを率いており、また Mary Halvorson と Michael Formanek との共同プロジェクト Thumbscrew のメンバーでもある。Taylor Ho Bynum とのデュオ、他にも Anthony Braxton、John Zorn、Mary Halvorson、Tomeka Reid、Matana Roberts、Amir ElSaffar、Benoit Delbecq などの多くのアーティストと活動に携わる。2021年にはDownbeat 誌の批評家投票で「注目すべきドラマー」に選出され、Roulette でのレジデンシーの一環として、組曲「You Don't Have to Try」(Meshell Ndegeocelloとの共作)と「Shizuko」を初演。NYSCA と Roulette Intermedium の委嘱によるパーカッション四重奏のためのスイート「Dream Up」 が最新作。7 Poets Trio(Patricia Brennan, Tomeka Reid)のセカンドアルバムは、2023年9月にOut Of Your Head Recordsからリリース。

ドラマーのトマ・フジワラのリズムはまるで形成可能な物質を扱うかのようだ。先進的なスタイルであるものの、突発的でも攻撃的でもなく、終始ランダムということは決してない。パルスを中心から広げていく方法を持っており、同時に抑制の効いた厳格な足場を構築していく…ドラムセット全体を一つの楽器として捉えるそのスコープは、オーケストラのようでさえもある。

- New York Times