June 2025 九州公演
SHAI MAESTRO Solo Piano Tour
現代ジャズシーンを牽引する奇才ピアニスト シャイ・マエストロ
キース・ジャレットも賞賛する、現代ジャズシーンを牽引するピアニスト。1987年イスラエル生まれ。5歳からクラシック・ピアノ、8歳の時にオスカー・ピーターソンのアルバムを聴いてジャズの演奏をスタートさせる。イスラエルの名門テルマ・イェリン国立芸術高等学校でジャズとクラシックを学び、その後ボストンのバークリー音楽大学へ入学。19歳でイスラエル・ジャズ・シーン確立の立役者であるアヴィシャイ・コーエンのバンドに抜擢され、注目を浴びる。2010年に自身のユニットを結成。トリオ、ソロをはじめとした様々なプロジェクトで活躍しながらマーク・ジュリアナ・ジャズ・カルテットなどの話題のグループにも参加、人気を集めてきた。2017年には自身のバンドで東京JAZZに出演。2021年、名門ECMレーベルから2年ぶりの最新アルバム『ヒューマン』をリリース、世界を舞台に活躍を続ける。
公式サイト: https://www.shaimaestro.com
Instagram: https://www.instagram.com/shaimaestro/
-
八女 - Fukuoka
6/20/2025 (fri)
おりなす八女 はちひめホール
開場18:30 開演19:30
前売 ¥6,000 当日 ¥6,500
福岡県八女市本町602-1
-
熊本 - Kumamoto
6/21/2025 (sat)
ラフカディオホール
開場18:30 開演19:30
前売 ¥6,000 当日 ¥6,500
熊本県熊本市中央区安政町5-26
紅蘭亭ビル6F
Discography
-
“Solo: Miniatures & Tales” (2025)
-
Human (2021)
-
The Dream Thief (2018)
1st シングル “Gloria”
2nd シングル “3 Colors”
“All the Things You Are”
シャイ・マエストロ(Shai Maestro)|ピアノ
1987年イスラエル生まれ。シャイ・マエストロは、現代ジャズを代表するピアニストの一人であり、2011年に自身のトリオでデビューして以来、卓越した音楽的流動性と個性を備えたスタイルを確立してきた。力強くも繊細な演奏は、彼とそのバンドを今日の音楽シーンにおける最も洗練されたアンサンブルのひとつとして広く認知させている。
近年は、名門ECMレーベルよりマンフレート・アイヒャーのプロデュースのもとリリースされた2枚のアルバムにより、キース・ジャレット、ポール・ブレイ、チック・コリアといったECMを象徴するピアニストたちの系譜に加わる存在となった。
2021年に発表された『Human』は、パンデミック下で作曲・録音された作品であり、シャイ・マエストロにとって音楽的成熟をさらに深めた重要作となった。即興と構成、内省と高揚を自在に往来するその音楽は、静けさと力強さが共存する独特の緊張感に満ちている。本作では、長年の協働者であるオフリ・ネヘミヤ(ドラム)、ペルー出身の実力派ベーシスト、ホルヘ・ロエダー、そしてアメリカの気鋭トランペッター、フィリップ・ディザックを迎え、4人の音楽的対話が精緻に、かつ自然に展開されている。多様な音楽スタイルからの影響を背景にしながらも、すべての音がシャイのヴィジョンを中心に結晶化していくような演奏は、聴き手に深い余韻と刺激を残す。
5歳でクラシック・ピアノを始め、8歳でキース・ジャレットとオスカー・ピーターソンの演奏に触れたことで、即興音楽とジャズへの関心が芽生える。アメリカの名門音楽大学から奨学金付きの入学許可を得るも辞退し、19歳でアヴィシャイ・コーエン・トリオに参加。代表作『Gently Disturbed』(2008年)では共同作曲者としてクレジットされ、ドラマーのマーク・ジュリアナとともに、世界各地の主要ジャズ・フェスティバルやコンサートホールでの演奏活動を行った。
2011年にニューヨーク・ブルックリンを拠点に自身のトリオを結成し、以後6枚のリーダー作を発表。独自の音楽語法と即興性、緻密な構成力を兼ね備えた演奏で、現代ジャズ界において確固たる地位を築いている。
演奏活動に加え、作曲・編曲・プロデュースなど多方面での創作活動も展開。Sonyとの出版契約を締結しており、映画音楽の作曲、フルオーケストラ作品の制作、現代ポップやエレクトロニカ系アーティストとのコラボレーションなど、ジャンルを越えた活動を行っている。代表的なプロデュース作品には、ギラッド・ヘクセルマンのアルバム『Fast Moving Century』がある。
国際的な活動の中でも、日本との関わりも深く、東京メトロポリタンシアターにて、東京フィルハーモニー交響楽団(指揮:原田慶太楼)との共演で委嘱作品を演奏。また2022年夏には、ポルトガル室内管弦楽団(Orquestra de Câmara Portuguesa)および自身のカルテットのために書き下ろしたオーケストラ作品《Alice》を、リスボンにてペドロ・カルネイロ指揮により初演した。